シングル曲 一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

寝癖

こんにちは、マスオです。

この前美容院に行った時に言われたんですが、

私の頭の構造上、私にはツムジが二つあるみたいで、どうしても左後ろ辺りの髪の毛が跳ねてしまいがちです。

朝なんかは最悪です。

セットしてもセットしても癖が中々治りません。

はい、寝癖です。

この中々治らない髪の毛と、恋愛における複雑な感情を表現したのがクリープハイプの『寝癖』です。

爽やかなイントロからはじまりうねりながらサビに向かっていく流れはまさにクリープハイプ!

と呼べる、バンドを代表する一曲と言っても過言ではないでしょう。

この曲には、クリープハイプの様々な想いが込められていると感じました。

例えばーーー

ご存知の方がほとんどと思いますが、
クリープハイプは元々ビクターと契約し
メジャーデビューしました。
移籍の際に一悶着あって(それについては別途触れますが)
現在はユニバーサルで活動しております。
「移籍第一弾のシングルなので、
クリープハイプのど真ん中の曲を作りたい」
という尾崎さんの発言通り、改めてデビューした、という発言から寝癖=朝=始まり
という意味合いに読み取りました。

歌詞も語らせてください。

クリープハイプの良さは楽曲の良さもさることながら歌詞世界が素晴らしいです。
フィクションの世界の人間なんだけど、
どっかにいるような、いて欲しいような、
自分もそんな考え持ってるよな、とか
彼女にはそう思ってて欲しいよな、とか。
私がこの寝癖の歌詞で一番好きなフレーズは
一番最後の『ずっとここに居てね』
というフレーズ。

それまでは男女の別れの場面を想起されるような歌詞が展開されていくものの、

この最後のフレーズには何かしら
絶望からの希望というか
登場人物の願いというか
尾崎さんの願いというか
そういったものを感じました。

尾崎さんはよく雑誌などで

「サビとか最後にひっくり返したい」
と言っています。
多分楽曲だけじゃなくて、自分達への評価だとか、そういう部分も含まれるんじゃないかと思います。

今日は長くなりました。

読んでくれた方、ありがとうございました。

『ずっとここに居てね』

-シングル曲, 一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

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