シングル曲 一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

二十九、三十

こんにちは、マスオです。

『尾崎世界観の日』良かったみたいですね。羨ましいです。

こういう時東京に住んでればなぁなんて思います。チケットも当たってないのに。

セトリもツイッターで見る限り

・猫の手
・exダーリン
・ひといきつきながら
・二十九、三十
を確認しました、これだけでも最高ですねf^_^;
観に行きたかった…!
他にやった曲もツイッターにupいただけるとありがたいです。
私も観に行ったライブは極力セトリをupしていきたいですね。
というわけで今日は昨日やった(であろう)『二十九、三十』について。

この曲は5枚目のシングル『エロ』との初の両A面シングルとして発売されました。

どっちの曲も好きなんですが個人的にはアラサーの心に突き刺さったこの曲の方が思い入れは強いですね。

この曲を語るには『エロ』についても語らないといけないでしょう。

知ってらっしゃる方がほとんどやと思いますが、この2曲はPVが繋がっています。
主人公はどちらも俳優の落合モトキさんが演じてます。
俳優さんって凄いですよね、メイクや髪型のせいもあると思いますけど全然違いますからねf^_^;
PV的にはどちらから観てもいいんですが、物語的には学生時代?『エロ』
社会人時代『二十九、三十』の順番で観る事をお勧めします。(ここで言うのはおかしいですが笑)
二つを続けて観ると、なんだか時の流れの無情さというか、大人になる事の辛さとかを表現しているように見えますね。
『二十九、三十』では、本能のままに遊びまわっていた『エロ』時代から大人になり、酸いも甘いも噛み締めて現実に打ちひしがれている、けれども生きていく自分の方向性みたいなものが見つかった、というようなニュアンスが読み取れます。

実際私はこの曲を初めて聴いた時ちょっと泣きました。

『いつかはきっと報われる』とか『誰かがきっと見てるから』とか実際言われた事ありますし、そういう事言う人ってほんとに普段あまり関わり合いのない人で

『誰でもない誰か』なんですよね。

尾崎さんも長い間不遇の時代を過ごしてきたからこその曲なんでしょう。

銀杏BOYZの峯田さんはこの曲について「サビの『ずっと今まで言えなかったけどサビなら言える』のフレーズが出てきただけで10年はいけるでしょ」みたいな事をネットの対談でおっしゃってましたが、

私もこのフレーズを聴いた時点で「あっ、この曲は勝ちだな」って思いましたね。
偶に尾崎さんはこういうメタ的な歌詞を引用する事でその曲を強く印象的なものにしますね。

最後は『前に進め』と力強く言っていますが、そこはクリープハイプ。悲愴感はどうしても拭えません笑

実はこのPV、続きがあって、その続きは2014年ホールツアー『八枚目でやっと、九枚目でもっと』のアンコール前でしか観ることができません。

こういう演出は素敵だし、ライブに来た人しか見られないというのは、ファンにとっても商業的にみてもお互いのために良い方法だなぁと思いますね。

ネタバレすると(多分もうこれ映像で見られないからいいでしょう)↑のPVでは最後落合さんが駅?の階段に向かっていくところで終わるんですが、アンコール前ではその後落合さんがこちらを向いてメタ発言「いかがでしたか?この後クリープハイプ頑張るんでアンコールしてあげてください、じゃっ!」(うろ覚え)

みたいな爽やかな感じで階段を上っていく…
という映像が映し出されます。

このPVを、バックに演奏するクリープハイプはなんかもう凄まじかったですね。

このツアー、仕事の都合上何カ所か行くことが出来たんですが、毎回鳥肌が立ちました。

全編見所聴き所満載ですがやはり尾崎さんの歌姫Tシャツでの弾き語り姿が一番印象的ですかね。

こんな場に、偶然でも立ち会えたらなぁ…。

それでは、今日はここまで。

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