シングル曲

炭、酸々

こんにちは、マスオです。

ちょっと自画自賛しますがこのブログのタイトルが個人的に上手くつけられたな、と思っていて、『語る』ってのがいいなと。

語ります、と言えば解説してもいいし、感想を書いてもいい非常に便利な言葉だなぁと思いますね。えぇ、逃げですけども笑。

今日は先日発売されましたメジャー第10枚目のシングル『』収録のカップリング曲『炭、酸々』について語ります。

もうね、タイトルからして期待感ですよ。尾崎期待感しかないですよ。

あの名曲『憂、燦々』をもじったこのタイトルを初めて目にした時、「尾崎さんならこの冗談みたいなタイトルで名曲作るんやろうな」と思ってました。
案の定とてもクリープらしい、尾崎さんらしい良い曲になってます。担ってます。

曲としては夏の爽やかな感じが出ていて、カルピスソーダのCM曲かなと思う位です笑。曲調は懐かしい雰囲気が漂っています、あれ何なんでしょうね?

『憂、燦々』は憂鬱が燦々と降り注ぐという意味合いですが、

『炭、酸々』は嫌な出来事も炭酸の泡が消えるようだという非常に前向きで優しい歌詞になっていまして、
この2つは似て非なる曲、歌詞ですね。

今回の歌詞は『散々な思い出』がタイトルに被っていたり、『泡になって』が『あわよくば』に掛かっていたりして、

尾崎さん節といいますか、詩的な世界観が全開の歌詞になっています。
『消えそうだ』の部分はソーダと掛かってるのかな、と思ったんですが、
歌詞にはその表記はないですけど、聴いた感じソーダっぽいですよね。泡ですし笑。

まぁソーダは『answer』で使ってますし、自重したんでしょうか^_^;。

Aメロの部分、『肩落として帰る』の肩っていうのは別の比喩的表現だと思いますが、「肩を落とす」自体が「自信を無くして落ち込む様子」を表しているので、

まぁそのままかなと。
『落とす肩がない』というのは尾崎さんらしい表現ですね、個人的に大好物です笑。

ここで一歩踏み込んでみます。

もし、この曲が最近作られたものだとしたら、尾崎さんの声が出ないと言われ続けてる現状の事を書いたんじゃ無いかなと。
要するに『肩』は「声」の事なんじゃ無いかな、と。
そう思って歌詞を見てみると声を失った尾崎さんの苦悩が1番Aメロに描かれていて、2番では『肩見つけて帰る』とあり、
破花』初回限定版付属のドキュメンタリーDVD中の「声が戻ってきた〜」に繋がるんじゃないでしょうか。

大分無理矢理かもしれませんが笑。

他にも色々な見方ができますよね。久々にこういう曲が出てきたな、と。

曲としても新たな試みが見られて(ラスサビ前)古参ファン(自称)としてはなんだか嬉しくなりました。

『鬼』が攻めた曲になっている分、この曲は守るというか、いい意味でクリープらしい曲に仕上がっているのではないでしょうか。

クリープはカップリングにも名曲が多くてありがたいですよね。アルバムも楽しみになる一曲でした。

それでは、今日はここまで。

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