泣きたくなるほど嬉しい日々に

こんにちは、マスオです。

さぁアルバムもリリースされて毎日聴いております。ツアー楽しみですね〜

難波ハッチツーデイズは行ってきます!

昔の曲とどうマッチングするかも興味深いですね。

本日も5thアルバム『泣きたくなるほど嬉しい日々に』より『』について語ります。

この曲は我々関西の曲ですよね!

FM802春のキャンペーンソングとして作詞作曲を尾崎さんが手掛けられた素晴らしい楽曲です。
これまでも春のキャンペーンソングは凄い面々が担ってきたのですが、まさか尾崎さんにオファーが来るとは
ファンながら驚きました。
もう完全にズブズブの関係ですよね笑
毎回このキャンペーンソングは複数のボーカリストが歌い紡いでいくのですが、
この『栞』も例外なくそうであり、また今回のメンツは声に特徴のあるメンバーという事でそこも聴きどころでした

メンバーは

あいみょん
尾崎世界観(クリープハイプ)
片岡健太(sumika)
GEN(04 Limited Sazabys)
斎藤宏介(UNISON SQUARE GARDEN)
スガシカオ
とても豪華ですよね!
個性しかない声の持ち主達がぶつかった時どうなるかと思いましたが、思いの外きちんと融合されていて、ポップで爽やかな曲になってて聴いていて心地よかったです。
片岡さんの『嘘だよごめんね』おじさん最高でした笑。
FM802バージョンはレンタル限定です。
なんでレンタルは結婚式で使えないんや笑
レディクレでこれやってくれへんかなぁ…と淡い期待。

アルバムではクリープバージョンで収録されています。城ホールを皮切りに、武道館やフェスでもマストの曲になってます

クリープバージョンも良い曲ですよね!
これこそが、この焦燥感こそがクリープという感じもします。FM802バージョンが前向きな感じに聴こえた分、クリープバージョンは寂しい感じが強く聴こえて、このアレンジの方が歌詞には合ってるのかなぁと個人的には思います
小川さんのギターも泣きのイントロって感じでライブで聴いた時感動しました。

この曲はクリープの中でも最大のヒット曲と言ってもいいかもしれません。(世間的には憂、燦々かもしれませんが)

ただ、クリープファンらしくまた余計なお世話な事をいうと、これだけ注目してもらえたのは他のボーカリストのファンも聴いてくれた、という影響もあると思うんですよね。

勘違いして欲しくないのは、尾崎さんは今までも素晴らしい曲を作り続けているという事。

(じゃないとこんな酔狂なブロガーは誕生してません笑)
悲しいかな、声の事があったり色々な理由でちゃんと聴かず嫌いな人が多いと思うんです。
今回こういう機会があって他のボーカリストが参加してくれたおかげで、改めて尾崎さんのソングライティングの素晴らしさが浮き彫りになったと思います。

歌詞は「春の別れ」を本に例えています。

本を題材にしているだけあり、世界観抜群の歌詞になってます。
『句読点がない君の嘘はとても可愛かった』
は皆さんはどう読み取ったでしょうか?
私は「、」や「。」が無いということで早口で話すイメージを持ちました。
「実はこの前宝くじ買ったら1等に当たったんだよね」とかそんな感じでしょうか笑。

『後ろ前逆の優しさはすこしだけ 本当だった』

この部分、クリープバージョンは『すこしだけ、本当だった』と読点が入ってるんですよね。
尾崎さんは確かMUSICAでこの部分に拘った、と書いてあったと思います。
つまりこの部分は本当の事を言ったと、所謂お別れの挨拶も冗談ぽく言った中に少し本音を入れたって所ですかね。
そういう時ありますよね。
『後ろ前逆の優しさ』というのはTシャツみたいな事だと思うんですけど、無意識のうちに入ってしまった優しさ、のような意味合いかなと思いました。
湿っぽくなりたくなくて、いつもみたいに冗談ぽくお別れの挨拶を言った中に無意識に寂しさが入ってしまった、例えば「実はスキーがしたくなっちゃって明日から長野に行くんだよねー」みたいな感じでしょうか。
この辺りの解釈は色々ありそうで読んでいて楽しいですね。

『簡単なあらすじなんかにまとまってたまるか 途中から読んでも意味不明な2人の話』の部分は二人の事は二人にしかわからない、当事者同士にしかわからない、という事ですよね。

周りは好き勝手言うもんです。

サビの『桜散る』でこの歌がお別れの寂しさを表現している事がわかります。

『「今ならまだやり直せるよ」が風に舞う』は
「句読点がない嘘をつく君」の気持ち表現してますよね。
『嘘だよごめんね』っていうところでその根拠としています。

『新しい街に行っても元気でね』は主人公の発言ですよね。

『ちょっといたい ずっといたい もっといたいのにな』の部分は平仮名なので尾崎さんお得意のダブルミーニングですね。「痛い」と「居たい」、この表現は『百八円の恋』でも使われてます。

2番に行きます、『初めて呼んだ君の名前振り向いたあの顔それだけでなんか嬉しくて急いで閉じ込めた』この部分は難しいです。

昔の思い出が恥ずかしくてお別れの時に閉じ込めたのか、お別れの時に初めて君の名前を呼んだのか…これはどちらでも解釈可能ですね。

恥ずかしくて素っ気ない感じにしたんですかね。可愛いですね。

『あの時言えなかった事をあとがきに書いても意味不明な2人の話』は1番が『あらすじ』だった事に対比しての2番!これはニクい演出ですよねー。文学的です。

あとから何を言っても忘れているし意味わからんって事ですよね。
『迷っても止まってもいつも今を教えてくれた栞』の部分は本を二人の物語に例えてて、栞を挟んでおく、そうする事で二人の現在地を教えてくれるんですよね。

そして後悔している描写があり『この気持ちもいつか手軽に持ち運べる文庫になって懐かしくなるからそれまでは待って地面に水をやる』という風に辛い別れもいつか過去の思い出になって軽くなるんですよね、それまでは『地面に水をやる』

これは涙の表現だと思うんですけど、
その前サビ『地面に泣いてる』→『地面に水をやる
』→『地面に咲いてる』この流れが文学的で素晴らしいんです
よね!

国語の教科書に使いたいような歌詞、というより詩的な表現だなと思いました。

この曲は久々にめちゃくちゃ語りたくなる曲だったので長くなってしまいました…皆さんの解釈もまた教えてください

では、本日はここまで。

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