こんにちは、マスオです。
あなたが人生で1番辛かった時はいつでしょうか?
私は恥ずかしながら付き合っていた女性にフラれたときですかね。
それでめちゃくちゃ辛かったですけどそんな状態でもバイトには行ってましたし、ご飯も食べてましたし。
毎日後悔と死にそうな気分になりながらもそれでも生きてましたね。
さて、本日はメジャー6thアルバム『夜にしがみついて、朝で溶かして』より、『こんなに悲しいのに腹が鳴る』について語ります。
この曲はアルバムの最後を飾るに相応しい曲となりましまね。
全体的感想
この曲は2021年8月のドラマ『8月は夜のバッティングセンターで。』のエンディングテーマにもなっていましたね。
『しょうもな』と併せて凄く良い曲だなと思ってたので両A面とかでリリースするのかなと思ってましたけど、まさかのアルバムを締め括る曲という事で、贅沢だよなぁというのが第一感でした。
まぁ、それだけクリープとしても本アルバムに懸けているという裏返しかなと思います。
『料理』から始まったアルバムだったので食事に関する曲で終わらせる、というのも粋な感じがしました。
楽曲について
イントロから夏の夜ぽいギターフレーズで相変わらず凄いな小川さん…という印象ですね。
夏の夜、散歩をしながら聴きたい一曲です。
ベタといえばクリープハイプ的にはベタかもしれませんが普通に良い曲です。普通に良いって凄い事ですけどね、毎度毎度。
歌詞について
最近の尾崎さんの歌詞の中では比較的シンプルな歌詞です。
1番と2番のサビも同じ歌詞ですし。
『二度漬け禁止の〜』は関西人ならお馴染みですね。
大阪の名物串カツ屋ではソースが各席に設けられていまして、他の人も同じソースの入れ物を使って食べるんですね。
勿論、次のお客さんも。
そういった理由もあり、基本的にソースの二度漬けは禁止されています。
そのルールと掛けて『秘伝のクソッタレ』というのがまた素晴らしい。
『甘辛い』のはタレですがクソッタレは『世知辛い』です。
『夕暮れ 伸びる影〜』の部分は「不安」を表しているのだと思いますが、これは結構歌の歌詞でよく出てくる手法で、尾崎さんがこれを採用したのが新鮮でしたね。
サビでは凄いフレーズ『死ぬほど生きたい』が出ます。
私は、こんなに当たり前に使っている言葉なのに、生まれてから今まで「死ぬほど〜したい」という言葉を使ってきたのに、『死ぬほど生きたい』という言葉を思いつきもしたことが無かったです。
そこが尾崎さんの凄いところなんですが。
深いですよね。
そして前向きになれる不思議な言葉です。
本作のアルバムは本当にバランスが良いなと思いましたが、この曲が最後にある事で新しい試みの曲達が活きたと思いますね。
人生って、嫌なことも沢山ありますけど、
私は死ぬほど生きたい、と思います。
皆様も死ぬほど生きてください。
それでは、本日はここまで。