シングル曲 夜にしがみついて、朝で溶かして

しょうもな

こんにちは、マスオです。

一応、リリースまで待ちました笑。
もうradikoで何回も聴いているので書かせていただきますね。

全体的感想

さて本日は配信限定シングル『しょうもな』について語ります。

いやー、やっとリリースされましたね。
毎週水曜日深夜ドラマの『八月は夜のバッティングセンターで。』の主題歌にも抜擢されていているのでそこで聴いた時に名曲である事は確信していたのですが、歌詞が想像できなかったですね。

こちらエンディングもクリープが担当していて(『こんなに悲しいのに腹が鳴る』)、この曲もいつか配信されるのかな?

配信シングルの時代になってきているので、今後はブログ内のカテゴリ「シングル」に配信シングルも含める事にします(公式がそういう認識ですので)。

楽曲について

非常にインパクトのある、疾走感のある曲ですよね。
尾崎さんが野球をイメージして作った曲という事で、そういうスポーツのスピード感みたいなものをクリープハイプ的な形で表現したのかなと思いました。

最初のイントロは何?って感じですけど、何となくドラマの仲村トオルさんが「ライフイズベースボール」って言う所のイメージに近い気がします笑。
こじつけかもしれませんが。
夢から醒めるみたいな印象を持ったのは私だけでは無いはず。

歌詞について

これは何の歌だ?と考えた時、言葉遊びのような部分が見られます。
その言葉遊びと、スピード感ある曲を自虐的に、そして浮気みたいな男女の関係も描いた一曲です。

この曲に関しては、歌詞で遊んでる感じがして、あまり意味を持たせないようにしているのかなと思いました。
どちらかというと曲にウェイトを置いた曲なのかなと。

そんな中でもキラーフレーズもあるので触れていければ。

言葉遊びについて

尾崎さんの歌詞といえばダブルミーニングや漢字で読まないとわからない歌詞だったり、言葉の深さ、難しさ、面白さを感じられる曲が多いのですが、本曲に関しては思いっきり『言葉とは遊びだって言ってるじゃん』と言ってるので
まぁそういう事でしょう

『キスしたらスキ』とか『お別れをわかれ』『抱き合う体 だから浮気だ』とかまるでラッパーですか?と言いたくなるような言葉遊び。

2番でも『まさか逆さま』『ガタガタ言うな カサカサ鳴らす』と言葉で遊んでいる表現があります

男女の浮気?表現

『お別れをわかれ』『だから浮気だ』という部分はあからさまに男女の浮気を匂わせる表現になっています。
『糸にほど遠いそれはただの線』に関しても、「糸=太い=本命」「線=細い=浮気相手」という表現で良いかと。

更にいうと、私は2番の『言葉とは遊びだって言ってるじゃん』の部分から、尾崎さん的に「音=本命」「言葉=浮気相手」という別表現をもしたかったのでは、と読み取りました。

実際に尾崎さんがそう思ってるかどうかは別として、この歌詞自体にそういった二つの意味を持たせたかったのでは無いかな?と思いました。

サビについて

まず物凄い早口で笑、歌詞を見ないとちょっと何を言ってるのかわからない、というサンドウィッチマン状態になってしまうのですが、ここで感じたことは凄い自虐ネタだなぁと。
『意味ないこの音の連続で』『ほんとしょうもないただの音で』と、まぁタイトル回収なんですが尾崎さん的にはきっとこの王道のロック感が恥ずかしいのかもしれませんね。

言葉と音について多分凄く考えて悩み抜いた末での歌詞なのかなぁという感じが伝わってくるというか。

尾崎さんの作家として評価された部分に対してのミュージシャンが本業なんだぜって言いたい感じも伝わってくるというか。

後は『あんたにお前にてめーに』『お前にお前だけに』と連続していますがこれは繰り返すことによる強調ですよね。

『お前だけに用があるんだよ』、ここが個人的にキラーフレーズだなと感じた部分なんですが、ここはなんか自分が言われたような気になるというか、最後で出てきますけどいわゆる『世間様』全般にお願いしてるんですけど、このサビではその中のたった一人、この曲を聴いた、この歌詞を読んだ「あなた」に対して言っているんじゃないでしょうか

ラスト

最後は『世間様に届きますように』と願っています。
これは尾崎さんの願いだと個人的には思ってます。
この曲を、この言葉を『お前だけ』の集合体である『世間様』に届けたいという願いなんでしょう。
まぁここもただの対比表現であり言葉遊びと言ってしまえばそれまでですが。

パッと聴いた以上に中身の濃い曲だなぁと聴いてて感じましたね。
聴けば聴くほど感じ方も変わると言いますか。

直近ではもうすぐクリープハイプの日ですね。
楽しみ反面、コロナがな〜って感じです(ToT)

それでは、本日はここまで。

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